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noleeko70年生まれ

noleeko70年生まれ

初めてのインド(part7)

ウノと私がオートリクシャー乗り場にいくと
待ってました!とばかりにリクシャーのおっちゃん達が
群がってきます。びっくりしましたがこのウノ、ケンカ腰な
交渉します。(こういうやりかたもあるんだ。私にはできない・・・)
手頃な値段の相手を見つけて乗り込みます。

は~。一息ついて軽く自己紹介。
目的駅まで微妙な時間だから御互いそのことを気にします。
でも大丈夫と思ってた。思ってたのにぃ

・・・・・・・。

大渋滞に引っ掛かりました。

おまけにトラックの行列でまわり囲まれた状態。容赦なく乾いた
風が乾いた地面の砂埃をトラックの大きなタイヤの回転とともに
私たちに浴びせてきます。
さっきの騒動や、恐ろしい程の砂埃と排気ガス。喉がかぴかぴに乾いてます。
時間も本当にやばい。
イライラしてきます。しかもこの運転手どうやら道間違えたのか
いたるとこで道を尋ねてます。

しかも!道半ば、待たされた挙句
どうやら「あきらめてくれ」みたいなこと言われました。
こんな夜遅く、わけの解らない場所しかもインドで
そんなこといわれても~~~(怒)!!!

しか~し!
偶然通りかかったバス(渋滞でとまってる)が運良く目的地に向かう
バスだったのです。ウノに「君はどうする?」と聞かれました。
もう時間的に向こうに行っても無理です。私だってどうしたらいいか
わからない。かなりおろおろ動揺してる私。
「どうしたらいいかわからないけどとにかくココにいても仕方ない
(この運転手とバラナシもどってもなあ。)ひとまず宿がそこにあるかわからないけどムガルサライに向かう」というのようなことを言いました。

そしたら

「君の英語、何言ってるかわからない」

といらだちも混じってたので冷たく言い放たれやがりました。



・・・ヘコむ私。

とにかく目的地にむかう事を告げると彼もそうする選択しました。
で、はじまったのですね~ウノVS運転手の対決が。
目的地に着かないであきらめた奴が何請求してやがる?
みたいなことです。
らちがあかなくて道路上へ。「表へ出ろ!」ということに。
渋滞で暇そうにしてたインド人たちもわらわら出てきて私たちの
まわりを大勢でとり囲みます。
よくインドでやることですが口論になると
まわりの人たちに大声で「俺はこうなんだ~!」と主張しあいます。
それをやってのけるウノ。ううっ。もういいよ・・・・
最終的に安い(ったってたいした額じゃない)
値段で折り合いつけてウノにんまりでした。

そうやってバスに乗り込む私達。バスの中はひっそりしてて裸電球が侘しく
ともってます。なんか私達すごく違和感ありました。
インド人という浅黒い肌と濃い顔立ちが裸電球の灯りで渋くて様に
なってるとこに又違う立体感の白豚が混じったような。
さみしいというか・・・
そしてその薄暗いバスの中でもうとっくに過ぎた列車の時刻を見つめてた私・・・・

駅到着。
駅まではバスで乗り合わせてた普通のインド人が親切に駅まで連れて行って
くれました。そう、普通に生活してる人は優しいのです。
多分日本人よりも。


そして幸運なことに列車はまだ来てなかったのです!!!(2時間半は過ぎてたでしょうか?)
ウノばかり活躍してたので今回は私がチケットをとりに。
寝台はすでに一杯でした。
とにかく潜り込め!と寝台席じゃない意味の良くわからない
激安チケット購入。
戻ると怪しいインド人達と談笑するウノ。一応私もその場にいきましたが。
このとき購入した水は命の水でした。

日本人を見つけました。話しかけると彼らは相当ここで待たされてたようです。
彼らは「インド人、外国人と一緒ですごいねたくましいね。」と言われました。
はた見たらこんな大変でも違って見えるんだろうか・・・

席がない私達。先程の怪しそうなインド人がこっちこいと言いましたが
バラナシの件もあり断って冷たいウノについていきました。
でも、でもっ!いざ列車が到着すると彼は私なんて無視。
ささっとあいてる寝台を自分だけおさえ、
「気つけろよ。夜の寝台は。じゃあ頑張ってナ」

・・・・・・どうしよう・・・・・



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